
顎関節症
顎関節症
顎関節症の代表的な症状は、口を開こうとすると、耳の前にある顎の関節や、顎を動かす筋肉に痛みが生じます。また、大きく口を開けることができなかったり、顎を動かすと「カクカク」のような音が出てしまう場合もあります。一生のうちに50%以上の方が顎関節症を経験すると言われています。
このような症状はございませんか?
顎関節症の原因はさまざまで、複数の要因が絡み合っていることが多いです。主な原因としては以下が考えられます。
歯ぎしりや食いしばり、ストレスが筋肉を緊張させ、関節に負担をかけます。
外傷や関節の過度の使用により、関節やその周囲の組織が損傷します。
関節円板が正常な位置からずれたり、損傷したりすることがあります。
咬み合わせが悪いと、顎関節に不均等な負担がかかります。
関節リウマチや変形性関節症などの関節疾患が含まれます。
遺伝的要因、ホルモンバランスの変化、生活習慣なども関係しています。
顎関節症の治療法は、症状の原因や重症度に応じて異なります。一般的な治療法は以下の通りです。
手術を必要としないので、最初に行うべきアプローチです。当院でも治療可能な治療内容となります。
マッサージ、ストレッチなどのリハビリテーション。
マウスピースやナイトガードを使用して、歯ぎしりや食いしばりを防ぎます。
ストレス管理、食事の見直し、適度な運動など、日常生活での工夫が重要です。
鎮痛剤、抗炎症薬、筋弛緩剤などが用いられます。
注射や手術などの侵襲を伴うアプローチです。専門機関での治療が必要となります。(ご紹介可能)
ステロイドやヒアルロン酸を関節内に注射し、痛みや炎症を軽減します。
小さなカメラを関節内に挿入し、直接観察しながら治療を行います。
重度のケースでは、関節の修復や再建手術が必要となることがあります。
痛みや筋肉の緊張を軽減するために用いられます。
顎関節や首、肩の調整を行います。
ストレスや不安の管理のために、認知行動療法などが役立つことがあります。
顎関節症の治療は、個々の症状や原因に合わせた総合的なアプローチが求められます。早期に診断し、適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。詳しい診断や治療については、当院までお気軽にご相談ください。