歯科医師紹介|天神AN矯正歯科|女性院長・矯正専門医

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歯科医師紹介

歯科医師紹介|天神AN矯正歯科|女性院長・矯正専門医

ご挨拶

広瀬 杏里

はじめまして。
私は矯正医として3000人以上の患者さんと向き合ってきました。「口元を引っ込めたい」「笑った時の歯茎の見え方を改善したい」など患者さんの悩みは千差万別です。
前クリニックでは顔面の骨切りをしていたのもあり頬骨や鼻の高さ、顔の長さなど顔面の全体的なバランスも加味して患者さんのお悩みにアプローチできると思います。
また矯正治療は見た目だけではなく食事をしたり話したり機能性の向上も一緒に改善できるものです。
もっと早く矯正治療をすれば良かったと思っていただけるようお手伝いをしていきますのでなんでもご相談ください。

 

歯科医師を目指した理由

私が歯科医師を志したのは、高校生の頃です。

先天的に永久歯が2本欠損しており、乳歯が残ったままの状態で矯正治療を受けることになりました。
私の両親は歯科医師ではありません。
そのため、当時の私たちの「デンタルIQ(歯の知識)」は決して高くなく、
どの歯科医院が良いのかも分からないまま、母と一緒にいくつもの矯正歯科を回りました。
また自分の歯の治療に高い金額がかかると心苦しく思ったことを今でも覚えています。
当時は今のようにホームページやSNSで情報を得ることも難しく
病院選びには本当に悩みました。
そして結論から言うと、病院選びは失敗でした。
「乳歯が抜けたらその時に考えましょう。インプラントかブリッジにしましょう。」
そう説明を受け、当時は「歯が綺麗に並んだからよかった」「自分の歯が生まれつき2本少ないから仕方ない」と納得していました。
しかし今、自分が矯正医として治療計画を立てる立場になり、
あの時の治療は「場当たり的」であり、長期的な視点が欠けていたと痛感しています。
いつか抜けるかもしれない乳歯を放置すれば、
その時に再矯正や補綴(インプラント・ブリッジ)が必要になる。
――自分の口の中を通じて、“最終ゴールを見据えた矯正治療の大切さ”を身をもって学びました。
そんな経験から、同じように悩む患者さんが、きちんと納得できる治療を選べるようにしたい。
そう考えて、歯科医師を目指し、その中でも“治療の選択肢を広げられる矯正歯科”の道を選びました。

 

矯正医なのに虫歯の治療?

―その理由と想い―

「矯正医なのに、虫歯の治療もされるんですね」と言われることがあります。
実はそれには理由があります。
矯正治療に真剣に向き合う中で、
“虫歯の治療も自分でできた方が患者さんにとって良い”と感じたからです。


矯正中の虫歯治療には、実は大きな壁があります。

ワイヤー矯正中に虫歯になると、
一般歯科ではワイヤーが邪魔で治療が難しい場合があります。
そのたびに矯正装置を外し、治療を受け、また装置を戻す――
この過程で歯が動いてしまい、せっかく整えた歯並びが崩れてしまうこともあります。
自分で虫歯治療ができれば、ワイヤーを外して治療し、すぐに戻すことができます。
矯正の流れを止めずに、治療と並行できるのです。
また、マウスピース矯正でも同じような問題が起きます。
他院で虫歯治療を受けた結果、
治療後にマウスピースが合わなくなってしまうケースも少なくありません。私自身が治療を行えば、マウスピースに合う形で丁寧に治療できます。


より良い「ゴール」を届けるために

ガミースマイルの外科治療を矯正と組み合わせたり、
矯正後の被せ物(補綴)を正確な歯の幅・位置関係を踏まえて仕上げることで、
より自然で美しい最終結果を提案できると感じています。
「どうせ矯正の先生は歯を削れないでしょう」と思われることが悔しくて、
昼は矯正歯科で勤務しながら、休みの日や夕方からは一般歯科で研鑽を積みました。
“人と差をつけるには、みんなが休んでいる時間に努力するしかない”
―そう思いながら技術を磨いてきました。


専門医としての連携も大切に

もちろん、「餅は餅屋」だとも思っています。
難しい親知らずの抜歯や根管治療など、
自分が“この先生に治療してほしい”と思う信頼できる先生に患者さんを紹介しています。
矯正だけでなく、お口全体の健康を見据えた治療を提供するために、
自分の手でできることを増やし、これからも研鑽を続けていきます。

 

診療・患者さんへの想い

―「自分と同じ後悔をしてほしくない」という気持ちから―

私は、自分と同じように病院選びで後悔してほしくないという思いで、日々診療に向き合っています。
そしてもうひとつ、できる限り自分の歯で、長期的に良い予後を迎えてほしいという願いがあります。


自分の経験が、治療の考え方の原点に

私は先天的な欠損があり、結局は被せ物を入れることになりました。
歯学部に入る前だった当時は、「保険の白い歯(CAD/CAM冠)が使えるなんてラッキー」と思っていました。
けれどその後、歯学を学び、自分の口の中の変化を見て、
“保険の材料が時間の経過とともにどう変化していくのか”を身をもって知ることになりました。
今はジルコニアに置き換えていますが、もう一度同じものを入れるかと聞かれたら、迷わず「いいえ」と答えます。
保険診療の材料も素晴らしい進歩をしていますが、第一選択ではないと考えています。「セラミック」と聞くと、“たくさん削られるのでは”と不安に思われる方も多いですが、当院ではどうしても必要な場合にのみ、最小限の削除で行う治療を大切にしています。


口元の悩みに寄り添う診療を

また、矯正治療に携わる中で、唇の傷や色素沈着、メラニンの異常生成など、口元の美しさやコンプレックスに悩む方と出会うことが多くありました。
そうした方々の悩みを少しでも軽くできたら――そんな思いから、リップアートメイクも診療メニューに取り入れています。
もちろん「可愛くなりたい」「お化粧を楽にしたい」という前向きな理由の方も多く、一人ひとりの“なりたい口元”を応援しています。


矯正は「選択肢を広げる治療」

矯正治療は、単に歯を並べるだけではありません。
顔のバランスや笑顔の印象を変え、自分の歯を長く保つための治療だと考えています。
矯正によって、歯そのものの寿命を延ばすことができる
――これが、私がこの分野に強い使命感をもっている理由です。
学生時代、私自身も矯正治療の費用を両親に負担してもらい、
「高額で申し訳ない」という気持ちを抱いていました。だからこそ、“質を落とさず、手の届く価格で”を信念にしています。


骨切り矯正の経験が教えてくれたもの

前勤務先では、骨切り矯正にも携わっていました。
術前矯正を約1年半担当し、全身麻酔下の手術にも立ち会い、その後の術後矯正まで約1年ほど、患者さんと伴走しました。
手術という大きな決断をされた患者さんたちの、
「怖いけど頑張りたい」「綺麗になりたい」という気持ちに寄り添いながら、
医療人として、そしてひとりの人間として真摯に応えたいと強く感じました。
それは骨切りを伴わない矯正でも同じです。
「痛くないかな」「ちゃんと綺麗になるかな」
――そんな不安の中で、私に治療を託してくださる患者さんに、最後まで責任をもって向き合いたいと思っています。


これからも、「長く愛される笑顔」を

私の診療の軸は、
“治療の先にある未来”を見据えること。その場しのぎではなく、10年後・20年後も笑顔でいられるような治療を提供することです。

そのために、矯正、虫歯治療、審美、口元の美しさ――どの分野にも手を抜かず、「一人ひとりに本当に必要なこと」を一緒に考えていきたいと思っています。

天神AN矯正歯科 院長

広瀬 杏里

経歴

  • 西南学院中学・高校卒業
  • 福岡歯科大病院研修医終了
  • 大手矯正専門医院勤務
  • 横田矯正歯科クリニック勤務
  • 徳洲会病院形成外科 非常勤

所属学会

  • 矯正専門医
    日本成人矯正歯科学会
    日本デジタル矯正歯科学会
  • インビザライン認定医
  • ZenyumClearトッププロバイダー
趣味

読書、旅行
人間の能力は他人の経験を利用できることだと思っております。先人の知恵を借りれる本が大好きです。オススメの本があれば教えてくださいね。


座右の銘
  • 受けた恩は石に刻め、かけた情けは水に流せ
  • 人間万事塞翁が馬

日々感謝できる人間でありたいです。